UNESCOは国際連合の専門機関です。正式には「国際連合教育科学文化機関」といいます。
| 国際連合 | United Nations |
| 教育 | Educational |
| 科学 | Scientific and |
| 文化 | Cultural |
| 機関 | Organization |
上の図のように、ユネスコは、教育・科学・文化の面で国際協力を進めながら、世界の平和を実現していく機関です。
1945年11月、国際連合の専門機関として発足したユネスコは、第一次大戦後、国際連盟の「知的協力委員会」の活動に限界があったことと、なによりも2600万人以上の犠牲者をうみ、広島・長崎・アウシュビッツなどに象徴される悲劇を引き起こした第二次大戦への反省にたち、二度と人類があやまちをおかさないようにとの願いをこめて設立されました。
ユネスコの本部はパリのエッフェル塔の近くにあり、中庭には日本から寄贈されたイサム・ノグチの日本庭園や、安藤忠雄設計の”瞑想の空間”があります。
日本は1951年7月に、第60番目の加盟国として加盟しました。
現在、加盟国数は190ヶ国で、準加盟国6ヶ国(2004年1月現在)です。
一方、よく混同されるユニセフ(UNISEF)の正式名称はUnited Nations (国連)、Children's(児童)、Fund(基金)。
いまでは抜けてしまったInternational(国際)、Emergency(緊急)でわかるように、本来第二次大戦が終わったときに、戦争で家や家族を失い悲惨な状況におかれてしまった子どもたちに、食料、医療、薬などを急いで届けることを目的に1946年国連総会の決議で活動を開始し、1953年に恒久的な活動国連総会常設の下部機関に改組し現在に至ったものをユニセフといいます。
人類の英知を終結して創設されたユネスコは、古代ギリシャ文明がもたらした精神的遺産に敬意を表し、英知のシンボルであるパルテノン神殿の正面の姿にUNESCOの6文字を配してマーク(エンブレム)をデザインしました。
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パルテノン神殿は、オリンピック発祥の地、ギリシャの首都アテネにあります。 神殿は智の女神アテネ・パルテノスをまつり、古典期ギリシャ建築(ドーリア式)の極致を実現しています。
1954年の第8回ユネスコ総会(モンテビデオ)は、このマークを「ユネスコの”標章・公印”」とすることを承認するとともに、ユネスコという名称やマークを使う場合はユネスコ事務局長の許可が必要であることを決議しました。 また決議は「ユネスコ加盟国は、この決議にもとづいて1年以内に必要な立法上の処置を講ずる」ことにも言及しています。 日本では「商標法」「不正競争防止法」「通産省告示第440号」などで、ユネスコの名称やマークが悪用されないように保護しています。
全国的規模で民間ユネスコ活動をすすめている日本ユネスコ協会連盟は、1957年に同連盟とその会員がユネスコの名称やマークを使う許可をユネスコから受けました。 この許可文書のなかで、当時のユネスコ事務局長エバンスは「このことが日本人のあいだへの、ユネスコ理念の普及に役立つことを希望します。」と述べています。
なお日本の民間ユネスコ団体などではユネスコ・マークを染め抜いた「ユネスコ旗」を使っていますが、これは民間独自のことで、ユネスコ本部や世界各国のユネスコ地域事務所などが旗を使う場合は、「国連旗」を使用します。
一方、ユネスコの公文書や刊行物には、ユネスコのマークが使われています。
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